pesanteurの日記

simone weil に私淑し数十年。暗い夜は乗り越える他に、寝過ごすという手もあることに気づきました。

昔々

あるところに、おばさんがいました。

おばさんは、炊事も掃除も大嫌いでした。

でも独り暮らしなので、しぶしぶやっていました。


ある夜、ブチ切れたおばさんが叫びました。

「誰か掃除とかやって、ついでに飯も作ってくれい」

庭の木にとまっているふくろうが、ほうほうと答えただけでした。