pesanteurの日記

simone weil に私淑し数十年。暗い夜は乗り越える他に、寝過ごすという手もあることに気づきました。

門。夏目漱石など。

なぜ本を読むのか。

 

同意を得たいとき、何か疑問を解消したいとき、あとは。。。

 

よくわからない。

 

でも読む。最近は、お風呂本はあまりなく(お風呂の窓際に積んでいた本はあらかたかびてしまったため)、電車の行き帰りでキンドル本をチラチラ読み。

 

そこで登場するのが夏目漱石キンドルのアカウントはアメリカアマゾンに紐付いているため、日本語で読める範囲は狭い。それに夏目漱石は読んでいて飽きない。

古井由吉がアメリカアマゾンでキンドル本になるのはあまり期待できないから次善の策という言い方もある。栖が読めたらと思うが、だったら本棚から本を取り出して読む。

 

門は、主人公の内面世界に共感できるところが多く、好き。間違いなく主人公よりはおっさんになってしまった自分ではあるが、普段へのやるせなさや、世間への関心のなさ、いざというときの小市民的逃走が、そうだよなと思ってしまう。

 

自分の背中は自分で押すしかない。

 

その力を与えてくれるような気がする。

 

 

大リストラを乗り切ったらしい主人公の最後に心ひそかに拍手を送るのは、自分自身がそういう目にあいたくないから。

 

夏目漱石が好きなのは、内省的態度が自分にとって好ましく映るから。

INFPだし。

 

なんだかとりとめがなくなってきているうちに20時になりそうなので、真田丸観るか。