pesanteurの日記

simone weil に私淑し数十年。暗い夜は乗り越える他に、寝過ごすという手もあることに気づきました。

意地でお腹はいっぱいにならない

「意地を張っても仕方ない、生きなきゃいけないのだ」ということを、少し前の八重さんが言っていました。


意地は生きる上での矜持。背中を支える大事なものではあるけれど、支えでしかない。意地のために死ぬことはない。周りから何を言われても気にすることはない。周りの意見は無責任だと思えばいい。

意地や、周りに責任を押し付けて死ぬのは簡単だ。でもそのことそのものが無責任じゃないだろうか。いっときは寝たふりをしたり、気づかないふりをして、意地や周りをやりすごすのも悪くない。

いっときカッコ悪くても死にはしない。だれだって寝起きのボケボケを見られたらカッコ悪い。シャンとして生きる心があれば、恥ずかしくはない。逃げとか甘いとかそういう言葉は、一時忘れよう。

八重さんのセリフを聞いて、なんだかそんなことを思いました。