pesanteurの日記

simone weil に私淑し数十年。暗い夜は乗り越える他に、寝過ごすという手もあることに気づきました。

星空撮影のチャレンジ(途中)

星空撮影のチャレンジ(途中)

介護帰省で母親の実家に帰る際に、星空撮影できないかと、GX1と25mm F1.4、17mm  F2.8、7-14mm F4の3本。そして三脚、あとプログラムタイマー付きレリーズのTC-2008をカバンにつめて出かけました。

目的はラブジョイ彗星。5時前に起きて、東から10度くらい北を向いて、高度は15~20度あたり。

星空を撮影できたのは、12/28, 12/29, 1/2 の3日間。他は午前5時前の空の雲量が多く断念。
その中で、まがりなりにもラブジョイ彗星が写っている(んじゃないか)のは12/29, 1/2の2日でした。
*この記事は1/3の23時に書いています。最後のチャンスは1/4早朝です
*明日にかけて雨模様なので、何とか晴れてほしいと願っています

1.準備

星空撮影するには、準備が必要です。機材だけではありません。

・お天気
    晴れていなければ撮影できません。
・お目当てのラブジョイ彗星が見えるであろう方角と高度
    ラブジョイ彗星は、だんだんと高度を上げて行きます。空が白んでくる6時前には20度くらいまで上がります。方角もだんだんと北から東へと移って行きます。
 ・レンズ
    星空を写すのですから、何となく広角がいいかなーと思いますが、それとは別にレンズが明るいかが大事です。私は、マイクロフォーサーズでの標準である、25mm F1.4 が一番便利だと感じました。

撮影ですが、機材によるところが大きいです。したがって、できるだけインターネットで情報を調べておいて準備をするのがよいかと思います。私は、いきあたりばったりだったので、次はちゃんと準備したいです。


2.撮影

あれこれと撮影しました。ラブジョイ彗星だけ撮影するのは、もったいないので、夜のオリオンややや北東の星空を練習がてら撮影しました。

レンズを変え、ISOを変え、シャッタースピードを変え、トライしてみました。
私が多用したのは、25mm F1.4 のレンズです。明るいので、ピント合わせが楽です。ちなみに星空撮影は、AFが使えないので、明るい星を目標に手でピントを合わせます。

ISOは、800がちょうどよいと感じました。カメラやレンズの組み合わせ、そして撮影地があるので、それぞれ撮影者が最適だと思うISOを、探すのがよいでしょう。


3.振り返り

星空撮影については、もっと勉強して事前に練習をして、ついでに写真合成やノイズを後から除去するためのテクニックなどをわかって撮影に臨めばよかったと思っています。

写真合成を考えるなら、プログラムタイマー付きレリーズで同じ写真を何枚も撮影すること。写真合成は、フリーソフトでできるようです。
それと、ノイズ除去には、ダークフレームを取得しておくことなど。

あと、懐中電灯やあたたかい飲み物、flashair(東芝のWi-Fi機能付きSDカード)があれば、iPadで撮って出しの写真を大きい画面で確認できます。ただしraw画像をiPadでは認識できないので、撮影時にraw+jpg撮影の設定をしておく必要があります。

ラブジョイ彗星を撮影できる時間、実は限られています。あまり早い時間だと、彗星の高度が低く、写らない可能性があります。逆に、高度が上がってくると、日の出前でも東の空が白んできて、撮影できなくなります。撮影できる時間は、一日でも30分程度でしょうか。

iPhoneについているコンパスが役立ちました。方角や高度を測るのに、iOS7のコンパスは有能です。彗星の位置を示すアプリ、ビクセンなどが出しているものをiPhoneにインストールしておくと、いつどこに見えるかを調べることができます。

撮影地を選ぶ時は、明るいうちにこの辺りといくつか決めておきます。
暗くなってからではわかりづらい高圧線や建物などを避けることができます。それに暗い夜道を歩くことが多いので、より安全な道を知っておくこともできます。


4.次への反映事項

しっかり情報収集すること。今回は、写真合成できる技を知りませんでした。
星空写真撮影に条件がいい場所を探すこと。初日は、苦労しました。
手順書を作って、テンポ良く撮影すること。彗星が見える方向は、アプリでわかるので、あとは、手際良く撮影条件を変えながら撮影していけば彗星を撮影することができます。


5.参考

以下、参考にさせていただいた記事です。