pesanteurの日記

simone weil に私淑し数十年。暗い夜は乗り越える他に、寝過ごすという手もあることに気づきました。

ベティ・ブルー

ベティ・ブルーを久しぶりに観ています。
いったい何年ぶり??

こちら側は20歳以上年を取りました。
おかげさまで観る側の視点が変わりました。私の過去と今との変化量がよくわかります。

戸籍上の年齢だけは朱夏も折り返しを過ぎて、その終わりが見えかけていますが、この作品をいま観る時に感じる心を見ると、まだまだ知らず。
従うなどとは、どこの世界と思ってしまいます。

突き抜ける透明さを持ち続けていたい、内側に潜む濁りには覆いをしてアシェンバハのように遁走したい。

でも、現実から遁走できないもどかしさ。もどかしさを分解して、明らかにする露悪趣味もない。

。。。