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pesanteurの日記

simone weil に私淑し数十年。暗い夜は乗り越える他に、寝過ごすという手もあることに気づきました。

半沢さんのドラマ振り返り。

しばらく前に終わった半沢さんの振り返りです。
最終回では、近藤さんの振る舞いや半沢さんの反応を注目していました。予想外に、脚本家は原作をさらに噛み砕いて提示していました。

人は弱いなと、でもその弱さを責めてもいいことはないよねと。
溺れそうな状態で、手近な板にすがりつくのは当たり前だし、それがたまたま半沢さんより近藤さんのほうが、早くその板を見つけただけなんだなと。

人としての優しさを半沢さんは十分に持ち合わせていて、仲間を大切にして、仲間に恵まれているから、人を信じることができた。そういうことなんだなと感じました。

人は自力で生きるものですが、生きる中で仲間に助け・助けられることで、集団で乗り切っていこうという知恵が生まれます。
集団で乗り切る知恵がないと個々でなんとかしなきゃいけないわけで、半沢さんにバッサリとやられた常務さんは、自分以外は皆、役に立つ仲間か、役に立たないそれ以外か。そんな基準でやってきたのでしょうが、最後には集団で乗り切ってきた人たちにはかなわなかったですね。

しんどい時、判断に迷う時、そんな時に、頼りになる拠り所は、それぞれの心のなかにしかありません。私は、「今の私がintegrityであるかどうか、そう問い続けることが拠り所」だと思っています。

敵味方モデルで倍返しのこのドラマは途中から苦手になりましたが、最終回を見てよかったと思っています。