pesanteurの日記

simone weil に私淑し数十年。暗い夜は乗り越える他に、寝過ごすという手もあることに気づきました。

「かぐや姫」現代風味付け

昔々、ある老夫婦に、息子嫁が育児放棄した娘が託されました。

最初は、ひゃんひゃん泣いていたかぐやも、育つにつれて、なんと美少女に大変身!


かぐやが中学校を出るころには、常に取り巻き連中に囲まれてちやほやされた結果、男どもを自分のいいように使い倒せる性格になっていました。
一方育ての老夫婦には、親思いのいい面しか見せず、二重人格的性格も育まれつつありました。

なんでもいうことを聞いてくれるアッシー君、メッシー君たちの涙ぐましい努力にもかかわらず、かぐやの振る舞いはティファニーで朝食をの主人公の如く激しいものでありました。
かぐやの尽きぬ要求に応えるため、一部のアッシー君、メッシー君は、街金にまで手を出して、ひぃひぃとあごを出すような生活まで強いられていました。

しかし現実のアッシー君、メッシー君たちも黙っちゃいません。
これまでの投資回収をすべく、それぞれかぐやに迫るようになります。

曰く、誠意を見せよと。


困ったかぐやは、そのうちでも要求が厳しい3名のアッシー君、メッシー君に、これが最後だからと、新たな要求を突きつけました。

1名には、上流階級が集うパーティーに参加できるよう手配せよ。

次の1名には、パーティーに着ていくドレスを世界中から探せと。

最後の1名には、ドレスにあわせた世界一ゴージャスな宝石を探せと。


3名それぞれが要求をかなえてまもなく、かぐやは、一般ピープルには手が届かない殿上人にお嫁入りしたとのこと。

かぐやの捨て台詞は、「あたしが本当にいるべき世界に帰るわ!」